昨日ご紹介した貝合わせを納める桐箱です。
貝合わせはこちら↓
丸帯の軍配団扇を描きました
丸帯とは
幅広く織った帯地を縦二つに折って、芯を入れて仕立てた通し柄の帯です。
昭和初期に袋帯が登場するまでは礼装用の帯といえば丸帯で、振袖や留袖でも重い丸帯を締めていたそうです。
現代では、花嫁衣装や舞妓さんのだらり帯として丸帯が使われます。
他の文様で隠れていますが、軍配団扇が見えます。
軍配団扇とは
「軍配」というと相撲の行司さんが持っている道具を連想されると思います。
正しくは「軍配団扇」と言い、かつて戦国武将が陣中で群を指揮する際に用いたものです。
「軍配」の本来の意味は、戦の際に方角や日時を見極め、適切に軍陣を配置することを言います。
男児の着物によく見られる柄で、花嫁衣装に入っているのが珍しいと思い、これを桐箱のワンポイントに描くことにしました。
完成した桐箱はこちら
新郎新婦様のお名前の間に。
隠れている部分は資料を見て描きました。
かっこいい雰囲気です。
貝合わせとリバーシブルのクッションと。
花嫁衣装の文様を貝合わせ・桐箱に描き、和風リングピローに。
花嫁の貝合わせは桐箱入りです。
桐箱にも名入れ、絵付けさせていただきます。