2019年の作品をご紹介します。
花嫁の貝合わせは元々、稚貝からスタートしました。
花嫁様のお声を受け、大きな蛤が主流になっていった中で、こちらは久々の稚貝のオーダーでした。
参考にした色打掛はこちら
Instagramで貝合わせのリングピローを知って下さった花嫁様。
「和風リングピローを探していたところ、みつけて一目惚れでした。
とても気に入っている色打掛の柄を手元に残しておきたいです。ベースの格好柄と花車を入れてください。」
というオーダーでした。
亀甲花菱は有職文様で、格調高くおめでたい文様です。
曲面である蛤に、規則的な連続文様を描くのは、なかなか骨の折れる作業なのですが、この色打掛を後々思い出せるように、貝合わせにしっかり再現しなければという思いで描きました。
外側にはお二人のお名前を描きました。
茶色い蛤です。
蛤は浜に生息していて、形が栗に似ていることから「浜栗」というのが語源だと言われています。
こちらは白い部分もありますが、真っ茶色のものもあり、それは本当に栗のようです。
直径約5cmの稚貝はリングピローらしい大きさで可愛いですよ。
現在、稚貝の在庫は裏側を金彩したものが1個のみです。
和風リングピローに貝合わせのオーダーをご検討の方には、メールで詳細をお送りしております。