2019年の作品をご紹介します。
今までで一番大変だった作品は?
と聞かれると、これだと答えています。
参考にした色打掛
総絞りの生地の上に、箔で市松模様が表現されています。
更に、その上に鶴や花の刺繍という、大変手の込んだ一着です。
オーダーはInstagramがきっかけ
「以前からインスタグラムで素敵な作品を拝見しており、いつか私も使用したいと考えておりました。」
とお問い合わせいただきました。
ここ数年はインスタを見て、とのお問合せが多いです。
私もよく、色打掛や日本髪を見てはうっとりしています。
完成した貝合わせはこちら
デザインが思い浮かんだ時、描くのは大変だろうけれど、この貝合わせを見てあの衣装を思い出せるように……と、ひたすら◇を描いたのを覚えています。
クッションはリバーシブル。
貝合わせも、外側にも文様が描けます。
天然の縞模様を邪魔しない控えめな絵付けで、内側に描ききれなかった菊と桔梗を。
「花嫁の貝合わせ」は、式後も花嫁衣装を思い出せる和風リングピローです。
貝合わせというと、金色で花鳥などが描かれたものをイメージされると思います。
花嫁の貝合わせは、小さなスペースに運命の衣装を詰め込んだ和風リングピローです。
細密に手描きするため、年間数件の受付ですが、花嫁様と相談しながら作り上げていきます。