貝合わせのオーダーは誰もが経験することではないので、なかなか想像しづらいかと思います。
この記事では、ご相談から完成までの過程を画像付きでご紹介しております。
また、追加料金についてもご説明しております。
オーダーをご検討の際、ご安心につながればと思います。
1.ご相談~デザイン画、お見積もり
まずはオーダーのご相談をいただき、参考画像からデザイン画を作成します。

この時、衣装の柄だけでなく好きなお花やお二人の思い出に因んだものを描いて欲しいと言われることもあります。


この時は2パターン描いてお見積もりした結果、下のデザイン画が採用となりました。
鶴と御所車は追加料金の対象です。
御所車の入った西陣織の生地を探すことにして、貝合わせは基本料金に鶴の追加料金をプラス。
価格は絵柄の面積、難易度で変わります。
詳細はメール・LINEでご案内しておりますが、プランごとに基本料金があり、複雑な柄は追加料金になる場合がございます。
同じ面積を沢山の花で埋めるのと鶴を一羽描くのとでは後者の方が繊細な作業になり、手間と時間を要するためです。
完成予想図を見ていただいてからのご入金・ご成約となります。
2.彩色
ご入金後、彩色に入ります。
彩色の様子はどうぞこちらをご覧ください。
下は、鶴が描き上がった時点での写真です。
この後花を沢山描いて華やかに仕上げましたが、このシンプルな状態の仕上がりで良ければ、花がない分、追加料金なしにもできます。

そして下の画像は、上の鶴と同じ作品の片側です。
このように都度、メールやLINEで進捗状況をお知らせします。
各SNSでご紹介している時もあります。

単調にならないよう小さな花や葉にも、モチーフの衣装に倣ってグラデーションをつけています。
こういった花や伝統文様のみで構成する場合は、追加料金がかかりません。
3.クッション生地を決める、縫製
綸子か金襴生地かだけ、お見積もり時に決めていただいております(西陣織含む、金襴生地が追加料金の対象のため)。
貝合わせが完成したら、在庫の中で合うものに乗せて写真を撮ります。
ご希望に合う生地を発注することもあります。
上の作品の時はすんなり決まったのですが、合うものが沢山ある時は、見比べやすいようレイアウトアプリで並べた画像をお送りしています。

これは8パターンを9分割のレイアウトにするため、同じ写真が2枚あります。
ちなみに、こちらの方はご夫婦の真珠婚、ご主人の還暦、お義母様の米寿の記念品としてオーダー下さいました。
結婚式の際の衣装2着の柄もひっそり入っています。
生地が決まったらクッションを縫製します。
4.完成
桐箱が無地の場合は、これで完成です。

当日の花嫁様と。

こんな感じで出来ていく「花嫁の貝合わせ」でした。
和婚花嫁様、是非ご検討くださいませ。
結婚記念日や、ご家族の記念でのオーダーもお待ちしております。